皮膚の機能として、感覚器がつまっているのが、
真皮(しんぴ)です。
真皮は表皮よりもかなり厚く、汗腺、皮脂腺、刺激を感知する受容器、毛細血管など、様々な器官が存在します。
汗腺は、汗を排出することで体温を調整。
皮脂腺は、菱を分泌して表皮に送り、皮膚のなめらかさを保ちます。
受容器は、外からの刺激を受けると感覚神経を通して大脳皮質に情報を送ります。
毛細血管は、細胞に栄養や酸素を運ぶ役割や熱を発散する役割ももちます。
このように、多くの器官がそれぞれの機能を果たしている真皮は、まさに皮膚の土台です。
全身を覆う皮膚が体の健康を大きく左右する、というとちょっと不思議に感じるでしょうが、それは、事実です。
バリアとして体内組織を保護しているのも、センサーとして外界からの刺激を感知するのも、汗を介して体温を調節しているのも、すべて皮膚の働きのおかげです。
ハリやつや・美白などの美容面や肌荒れ・ニキビなどのトラブル面といった視点で語られる事が多いですが、健やかな皮膚を維持すると言う視点は、性別や年代に関わらず重要なのです。